さて、前回の記事でキャブレターをパーツクリーナーだけで洗浄して不動車を復活させました。
それで楽しくGWに友人たちとツーリングに行ったのですが、走行中に気が付きました。
アクセル開度50%以上でゴボゴボ言っちゃって失速することに。
明らかにメインジェットに異常があります。
なまじ普通に走れてしまうので気づきませんでしたが、登坂で症状が出ました。
坂道登ろうと思ってアクセルをガバっと開けるとゴボボボボとなって失速して、シフトダウンしても高回転域が使えないので、速度が出せません。
シフトアップするとトルクが出ずに登れないので時速15kmくらいで必死に登りました。
しかし、途中で気が付きました。
ガバ開けにすれば徐々に回転数が上がっていき、7500rpmを超えたあたりから安定して8000rpmくらいで安定します。
なので、このツーリングのときは上り坂は2速全開で必死に登りながら峠越えとかしていました。
ただ、カーブの時に車体をバンクから立て直せずにコケかけるので、かなり神経使って運転することになったのでめちゃくちゃ疲れました。
危ないので今度からはしっかりキャブの調整ができているか確認してからツーリングに行くことにします。
てなわけで、またキャブを開けることになりました。
メインジェットの洗浄が足りなかったのでしょうから、今回は完全に洗浄を完了する必要があります。
やっぱり専用のケミカルを使うべきですよね。
有名なものですと、WAKOSのキャブレタークリーナーか、クレのキャブレタークリーナーかと思いますが、今回はYAMAHAのものをチョイスしました。
Amazonでのレビュー評価も悪くなかったですし、やはりヤマハブランドは信頼できますね。

さて、前回と同じように分解して洗浄していきますが、今回はパーツクリーナーは最後にキャブクリーナーを洗い流すために使いますので、まず、キャブクリーナーで洗浄です。
キャブの底蓋を使って、ジェットニードル類を泡にひたしていきます。
ヤマハ発動機(Yamaha) ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー 泡タイプ 500ml - amazon
さて、こちらのキャブクリーナーですが、なかなか噴射力が高くてですね、キャブの底蓋に噴射したら半分くらい跳ね返ってきて目に入りました。
慌てて水道に走り目を洗いましたが、燃えるような痛みにしばらく悶ていました。
それからは気をつけながら汚れに泡を当てていましたが、どうしても汚れの位置を確認して、そこにちゃんとスプレーできているか見ながらですと、飛び散りから顔に泡が飛んできます。
スプレーの強弱くらい、慣れてるから大丈夫と思われてる方、私もそうでした。
ちゃんと防護用に適当な100均のサングラスでもいいので付けましょう。
こんなことで作業時間を奪われると虚しいですので。
キャブクリーナーで30分くらい漬け置き(目を洗っていた時間)で汚れはだいぶ浮いてきたので、前回と同様にパーツクリーナーで仕上げです。
このとき、ニードルの小さな穴からしっかりパーツクリーナーが噴射されるかどうか確認するようにすると目詰まりしているものを見分けられます。
詰まっていたら、爪楊枝や歯ブラシでこすってあげるとよいそうです。
ただ、あまりこすりすぎると、ニードルの穴は繊細なので、ガソリンの噴射量が変わってしまうそうです。
丁寧に扱いましょう。
私のキャブレターはそこまでひどくはなかったので、キャブ本体側のガソリンの通り道?となる穴の洗浄だけ入念にして、再度組み付けました。
前回同様、チョーク無しでの一発始動で安定したアイドリングをしてて、やはり気持ちがいいなと感じていたのですが、更に驚いたことに、アクセルに対するレスポンスまで良くなりました。
ここまで変わってくれると、ちゃんとキャブレタークリーナーを買ってちゃんと洗浄してよかったなと思えます。
ちゃんと登坂能力も回復して、完全復活です。
これから暑くなってくるので楽しみですね。
・・・この他にメーター裏のランプが切れたので次はメーターバラさなきゃって仕事も残ってて、電装配線絡まるライトまわりのおかげで気が重いたいところですが。。。
メーターバラすのより、キャブ洗浄のほうが簡単じゃないかと思うほどです。。
さて、それでは次回はメーター編でお会いしましょう・・・。(多分)
2018/5/7