YBR125 キャブレターメンテナンス

ご覧の皆さん。お久しぶりでございます。この文章を書いているのは2018/5月のGWでございます。
このウェブサイトも開設してから6年が経とうとしておりますが、私のYBRは製造から13年目となりました。
私がこのYBRを約13000kmから25000kmまでを約5年の間に乗ってきましたが、昨年の6月、つまり2017年の6月から、お仕事忙しいから・・・と車体を10ヶ月ほど放置しておりました。
屋根下とは言え外ですからね、雨風にさらされ、花粉やら黄砂やらがびっしりと車体についていました。
一応ですね、シートを張り替えたり、ハンドルを交換したりはしていたのですが、エンジンをかけることはしていませんでした。大丈夫だろうという慢心ですね。
結論から言うと、エンジンが不動になっておりました。
整備始めたての頃は自分の整備によってよく不動にしてしまったりしていましたが、今回は完全に自然な形で不動車になりました。
はてさて、何が悪いのやらということですが、まぁキャブレターですよね。
雨が燃焼系の経路に入るようなことはしていないですし、セルも回るし・・・回してたらバッテリーあがりましたが、バッテリーは新品交換しましたし。
エンジン本体は1年放置したところで壊れるようなことはしていません。
オーバーフローしてガソリンがエンジンに流れていたりしたら終わっていましたが、そんなことはありませんでした。

さて、そうしましたらキャブレターOHですね。
想像していたよりも簡単でした。

キャブの取り外しはおなじみYBR MEMOさんのページを参考に外しました。
http://kogin.main.jp/ybr125/carburetor.html

この画像はサイドパネルを外して、エアクリボックスをとめているボルトを外した時に撮ったものです。


キャブを外すときに事前に外さなければならないものはエアクリーナーボックスですが、キャブとの連結部と、上下の10mmのボルトを外せば大丈夫ですね。
ただし、シートを外さないとエアクリの手前側が干渉して引っこ抜けないので、先に左側のサイドパネルも外し、シートも外してしまってください。
私は外し慣れすぎてしまって、シート外すまでだったら3分かからないくらいになりました。
さて、エアクリボックスの引き抜き方ですが、最初にキャブとの連結部のところを外します。
そうすると、右側に引っ張れるので下を持ち上げるような形にして右手前へ引っ張ればまるごと取れます。
どうしても取りにくい場合はエアクリボックスをばらしてみましょう。
※バラさなくても楽勝で抜けるので角度を調整してみてください。



アクセルワイヤーを外そうとしたらカバーのゴムが切れて吹っ飛んでいきました。
さすがに10年経ったむき出しのゴム部品はこうなりますよね。

とりあえず無視で。

入り口部分、ガソリンが劣化した色になっておりますね。


さて、外しました。



プラスネジを4つ外して、底側。やっぱり汚れてますね。



ジェット類側もこんな感じですね。
思ったよりはひどくありませんでした。



さて、写真はこれで終わりです。
肝心な清掃はどうなったんだということですが、ニードル類を外して、

とにかくパーツクリーナーをじゃぶじゃぶ使って洗浄です。

ゴムパッキン以外の部分の穴という穴めがけて圧力かけて吹き続けました。
いやいや、キャブクリはどうしたというとこですが、GWに間に合うようにメンテしようと思ったら注文間に合わなくて、パーツクリーナーでどうにかなるっしょと思って挑みました。
30分くらいかけて茶色い汚れとの戦いを経て、大体キレイになったところで、ばらしたときの逆順で組み付けました。

するとどうでしょう。
チョークも引いてないのに一発始動ですよ。
やはり、アイドリングするためのジェット類にガソリンが固形化して付着し、目詰まりを起こしていたのでしょう。(多分)
というわけであっけなく実働車へ復帰しました。
というか、これまでの6年のうちで一番エンジンの調子がいいと思えるような状態になりました。
なぜもっと早くキャブレターの清掃をしなかったのか悔やまれます。

数年間キャブレターのメンテ無しで乗っている方にはとてもおすすめですね。
ただし、ゴム関連の部品の予備を持っていないと組み付けた際にもしかしたら密封状態を保てなくなるかもしれないので、日常的に乗車している方は気をつけてください。

それでは、もう1つのキャブメンテの記事でお会いしましょう!! → キャブメンテ2


2018/05/07